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悉皆屋さんとのお付き合い


そもそも、悉皆屋さんとは、何でしょう?
悉皆とは、「ことごとく皆」という意味の通り、呉服に関するすべてのことを取り扱います。
正確には「呉服悉皆」というのだそうです。つまり、染め替え、染み抜き、仕立て直しまで、着物に関すること全般を取り扱う仕事です。
しかし、本来は白生地から「ブック見本」というデザイン帳をもとに、注文に応じて着物の制作をするのが仕事なのだそうです。

 

ただ、最近は新しく着物を誂えるという人が少なくなり、染め替え、染み抜きの仕事の方が多いということでした。 変色して取れないシミを隠す方法について、サンプルをいろいろ見せて頂きました。
一番一般的なのは、地色を変えてしまうことです。

 


最初のしみ(変色して取れない元のシミ)

 

 


「めひき(目引き)」と言われる方法です。
目引きとは色掛けのことで、模様をふせないで
地色を変えたところです。

 

 


「ふぶき(吹雪)」と言われる方法で、模様を
ふせて模様でしみをカムフラージュしたところ

 

 


「しごき」と言われる方法で、模様をふせて
地色を変えて、吹雪加工をしてカムフラージュしたところ

 

最近では技術の進歩で、柄を生かして色抜きして、地色を薄くすることも可能なのだそうです。
他にしみを隠す方法として、小紋を上からかける、絵を足す、金・刺繍を入れるなどの方法もあるそうです。
柄の描き足しは、染料でなく、顔料で行うということでした。

 

他に、紋を消すという仕事もあります。
紋を消すことは基本的には難しいので、袖紋を片袖逆にし、振違いで柄を入れて紋を無くします。
三つ紋を一つ紋に、などの注文にも応じるとか。
こんな便利な悉皆屋さん、あなたもシミがあってあきらめている着物があれば、一度相談されてはいかがでしょうか?

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